3月1日mobvoiより米AmazonでTicWatch GTH Proが発売されました。
私が以前レビューしたTicWatch GTHの上位モデルで、デュアルセンサーPPGセンサー(心拍センサー)による動脈の状態を確認出来る初のスマートウォッチとのことで、スペックをまとめていきます。
TicWatch GTHのレビューはこちら
スペック
TicWatch GTH Pro | TicWatch GTH | |
サイズ | 43.2 x 35.2 x 10.5 | 43.2 x 35.2 x 10.5 |
本体材質 | 金属 | 金属 |
ディスプレイ | 1.55インチTFT 360 x 320 pixel | 1.55インチTFT 360 x 320 pixel |
カラー | ブラック | ブラック |
センサー | 側面PPGセンサー、加速度センサー、 PPGセンサー、皮膚温度センサー | 加速度センサー、PPGセンサー、 皮膚温センサー |
防水 | 5ATM | 5ATM |
バッテリー容量 | 260mAh | 260mAh |
ワークアウト数 | 14種類 | 14種類 |
心拍測定 | 〇 | 〇 |
血中酸素濃度測定 | 〇 | 〇 |
ストレス測定 | 〇?△(単発測定)? | △(単発測定) |
皮膚温度測定 (体温測定) | 〇 | 〇 |
睡眠分析 | ○ | ○ |
日本語対応 | ? | 〇 |
TicWatch GTH ProはGTH無印と同じくスクエア型のスマートウォッチでサイズ、ディスプレイともに全く同じです。
TicWatch GTH Proの特徴:動脈の状態を測定
GTH無印と違う最大の点は側面にPPGセンサー(心拍センサー)が付いており、サイドセンサーに指を軽く触れるだけでATCOR社のSphygmoCor®テクノロジーに基づくアルゴリズムを使用して、ユーザーの動脈波形(血液が体を流れるときの脈拍の強さに基づく圧力波)を測定できます。
そしてArty HeartHealth分析プラットフォームにより以下の事が分析されます。
1、TruHR
通常の心拍測定。高精度の測定とのこと。
2、eCAP(運動能力)
心臓の内側の筋肉への血流を直接測定することによって、フィットネスの指標を分析します。
3、ArtyAge
個人の動脈の「剛性」を測定し、生物学的年齢に対しての動脈年齢を分析します。
4、HSX(心臓ストレス指数)
動脈硬化のための心臓のストレス値を測定します。
5、Arty Score
これらの指標を組み合わせたものをスコアとして数値化したもの。
アーティスコアは動脈波形解析から得られた独自のアルゴリズムに基づいて、個々の心血管プロファイルを定量化し、それによって、全体的な動脈の状態を監視するために使用できる個別のデータ、洞察、および傾向を提供します。
ワークアウトモードは計14種類です。前作と種類は同じく少しさびしいです。
この他にもGTH無印で測定出来たストレス測定・血中酸素濃度・皮膚温度測定(体温測定)もGTH Proでは引き続き搭載されているとのことです。
個人的にはGTH無印ではストレス測定が単発かつアプリにも記録されなかったり、皮膚温度を元に体温を推定する機能の精度が良くなかったりしたので、GTH Proで改善されているのかその辺が気になります。
価格
現在mobvoi公式サイト、米Amazonでは約100ドル(3月8日現在約11550円)となっております。
約1万円ちょっとで動脈の状態をモニタリング出来るスマートウォッチが出たのは驚くべきことです。
スマートウォッチというより、ヘルスケア機能に特化したウェアラブルデバイスという方が近いかもしれませんね。
日本での発売はかなり難しそうな気はしますが、もし発売されたら一定数の需要はあるはずなのでぜひ日本での発売も期待したいです!