【mibro Lite レビュー】低価格でAMOLEDディスプレイ搭載

レビュー
スマートウォッチレビュー

今回はYouPinから発売されたmibro Liteをレビューします。

mibroシリーズは「YouPin」というXiaomiエコシステム傘下の会社で低価格帯のスマートウォッチを販売しています。

mibro Liteは低価格でAMOLEDディスプレイを搭載しているとの事なので、それ以外の機能はどの程度充実しているのか、高精細なディスプレイに仕上がっているのか、良い点・気になる点含めてレビューしていきます。

たぴおか
たぴおか

聞いたことないメーカーだけど、Xiaomiの関連会社なら期待できそう!

スペック

mibro Lite
サイズ43×43×9.8㎜
重さ48g(ストラップ込み)
本体材質金属+プラスチック+液体シリカゲル
ディスプレイ1.3インチAMOLEDディスプレイ
バッテリー230mAh
通常10日
対応OSAndroid5.0 iOS10.0以上
心拍測定
睡眠分析
ストレス測定
SpO2測定△(単発測定)
呼吸エクササイズ
タイマー
ストップウォッチ
天気
アラーム△(スマホから設定)
スマホを探す
音楽コントロール
音楽保存×
通話機能
リモートカメラ△(スマホから起動)
常時点灯△(3分~20分点灯できる)
自動調光×
急速充電×

アプリの出来が悪い

スマートウォッチとの連携アプリは「Mibro Fit」を使用します。

このアプリ、ヘルスケア部分で心拍数・睡眠分析・血中酸素濃度・疲労度・METSに関してその日のデータは見れるのですが、前日・前週・前月のデータを見ることは出来ません

スマートウォッチは単体ではなくスマホのアプリと連携出来て真価を発揮するので、アプリの完成度が高くないと折角スマートウォッチで情報を集めても意味が無くなってしまいます。

Mibro Fit

Mibro Fit
開発元:Zhenshi Technology (Shanghai) Co.,Ltd
無料
posted withアプリーチ

価格

amazonで約8000円。海外ECサイトのAliexpressでは約5000円〜6000円で販売しています。※Amazonでは現在販売しておりません。

外観

カラーはブラック。本体材質は公式サイトによると金属を使用。シンプルでミニマルですが本体が金属なので触ってみると安っぽさはありません。3時、6時、9時、12時に目盛りがついていてアクセントになっています。

ボタンが1つ付いています

側面には本体に沿った形でボタンが1つ付いています。

バックケースも金属ですが、センサー類は液体シリカゲルで覆われています。

薄くて柔らかいバンド

ベルトは20㎜のツルツルして柔らかいシリコンタイプのベルトです。黒いベルトなのである程度使っていくと使用感が目立ちます。

重さはベルト含め48gで本体が金属材質なのに全然重さを感じません。

充電はマグネットタイプ。充電器がそれなりに大きいので、すぐ取れるということもなくガッチリしています。

ディスプレイ/ウォッチフェイス

AMOLEDディスプレイ搭載だが…

ディスプレイは1.3インチのAMOLEDディスプレイです。AMOLEDディスプレイ搭載はこのスマートウォッチ最大の特徴で、1万円以下のスマートウォッチでは搭載していないものもあるので素晴らしいです。綺麗な発色で黒色が引き締まって見えます。

ただし詳しくは分かりませんが解像度はあまり高くなく、所々潰れて見えたり、文字も粗さがあります。

AMOLEDディスプレイでのキレイさは高解像度含めてのものだと思うので、これだとよくある中華系のスマートウォッチに見えてしまいます。

自動点灯はありませんが、常時点灯機能が3~20分間の間で表示されます。

ただこの常時点灯機能、設定時間過ぎてしまうと解除されてしまうのでまた手動で設定し直さなければならなく、これなら必要ないと感じてしまいます。

たぴおか
たぴおか

設定し直さなきゃならないなら、常時点灯機能意味あります?

65種類のウォッチフェイス

ウォッチフェイスは現在65種類あります。AMOLEDディスプレイを生かしたカラフルなものだったり、ポップな感じが多いです。

本体にはデフォルトで5つあり、他に1つしか本体には保存できません。本体長押しでウォッチフェイスを変更できます。

ほんの少しですがずれてます

このアナログ時計のウォッチフェイスなんですが、ベゼルの目盛りとウォッチフェイスの目盛りがズレています。こういうのを見ると作りこみが甘いなと思ってしまいます。

UI(ユーザーインターフェイス)/動作性

本体からウィジェットの変更が可能

時計画面から右→左にスワイプすると心拍数・ストレス・睡眠時間・天気・SpO2(血中酸素濃度)・音楽コントロール・METS(メッツ)・アクティビティ状態から最大5つまで好きなウィジェットを設定することが可能。長押しすると本体でウィジェットの設定が出来ます。

メッツとは運動や身体活動の強度の単位です。安静時(静かに座っている状態)を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示します。

メッツ / METs | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)
タイル型のウィジェット

時計画面から左→右にスワイプするとタイル型のウィジェットがあって、天気・心拍数・SpO2・アクティビティ・簡易的に見れます。その下にはよく使うアプリがあって、選択するとその項目に飛ぶことが出来ます。

通知画面

下→上にスワイプで通知が確認できます。全角で約60文字ほど表示されます。通知設定出来るアプリはmibro Liteの方で決まっていてこちらで任意で選択出来ません。

上→下にスワイプするとコントロールパネル画面が出て様々な設定が出来ます。

動作性は悪くはないが、追従性がひどい

動作性は思ったより悪くありません。

しかし追従性が悪く、画面いっぱいにスワイプしないと別画面に移動しないのでここら辺はストレスが溜まります。

たぴおか
たぴおか

普段から使用するものだからストレスなく操作したいですね。

機能

心拍測定、ストレス測定、血中酸素濃度測定、睡眠分析

よくあるヘルスケア機能はすべて測定可能です。血中酸素濃度は手動測定のみになっています。

グラフの推移が潰れて見づらい

心拍数は連続計測可能です。アプリでも確認出来るのですが、グラフ線が太いせいかグラフが潰れて見づらいです。

圧力という項目で載っています

ストレス測定はスマートウォッチ本体でしか確認出来ず、アプリではデータは確認出来ません。

深い眠り、浅い眠りがどちらなのか絵だけでは分かりづらい
何時から何時まで寝たのか分かりづらい

睡眠分析では浅い眠り、深い眠り、起きた時間が記録されます。アプリの方では何時に寝て何時に起きたかの正確な時間が分からず、ある程度ざっくりとした時間でしか分かりません。

SpO2(血中酸素濃度)の測定は何回図っても98%しかでません。普通SpO2測定時腕を動かしていると「動かさないでください」という注意と共に再測定になるのですが、mibro Liteは特にそういうこともなく測定し続けます。このようなことからもSpO2測定はデタラメという可能性が大きいです

ワークアウトは15種類対応

ワークアウトはランニング、ウォーキング合わせて15種類に対応。ただアプリ項目でも説明しましたがワークアウトの記録はスマホと同期しても詳細が記録されないので、自分で記録してデータ管理する必要があります。

疲労度

mibro Liteにはストレスとはまた違う疲労度というものがあります。何が違うのかは分かりませんが、XiaomiのMi WatchやGarminのスマートウォッチにあるエネルギー機能に近い感じでしょうか?

本体では疲労度は確認出来なく最初ストレス測定とごっちゃになってました。

リマインダーの種類が多い

他のスマートウォッチにも座りすぎ注意のリマインダー、水分補給のリマインダーなどはありますが、mibro Liteはなんと7種類のリマインダーがあります。リマインダー間隔はスマホのアプリで設定する必要があります。

座りすぎ注意リマインダー、水分補給リマインダー、監視(何を監視するんでしょう?)リマインダー、運動リマインダー、薬を摂取するリマインダー、読書のリマインダー、旅行のリマインダーがあり、どう活用するのかわからないリマインダーもありますが、薬摂取のリマインダーとかは便利そうです。

計算機

mibro Liteには計算機が搭載されています。

計算機を搭載しているスマートウォッチは珍しく、わざわざスマホを出して計算しなくてもいいのは便利です。

その他機能

  • 呼吸エクササイズ
  • MET
  • 音楽コントロール
  • タイマー
  • 電話を探す
  • ストップウォッチ
  • 天気(向こう3日表示)
  • アラーム(設定はスマホから)
  • リモート撮影(起動はスマホから)

バッテリー持ち

mibro Liteはバッテリー230mAh搭載しており、公式だとバッテリー持ち10日と言われていますが実際はどうでしょうか。

ほぼスマートウォッチの設定は変更できませんが画面の明るさを4に、リマインダーをすべてONに設定してしばらく過ごしました。

  • 1日目7%消費
  • 2日目17%消費
  • 3日目10%消費
  • 4日目16%消費
  • 5日目11%消費
  • 6日目6%消費

だいぶ消費の仕方が偏っていますが、平均すると1日約11%〜12%の消費で、8〜9日のバッテリー持ちです。

だいぶ公称値に近い日数ではないでしょうか。

測定精度

歩数

ウォーキングして歩数計と比較しました。

歩数計1mibro Lite誤差
3215歩3146歩69歩(-2%)
歩数計2mibro Lite誤差
3176歩3146歩30歩(-0.9%)

2つとも誤差5%以内なので優秀ではないでしょうか。

まとめ

  • AMOLEDディスプレイ搭載で見栄えが良い
  • 多様なリマインダー
  • 常時表示機能は時間制限があるので常時表示ではない
  • SpO2測定はデタラメの可能性
  • アプリの完成度が低い
  • スワイプの追従性が悪い

正直mibro LiteはAMOLEDディスプレイ搭載という点以外取り立てて良い点はないです。

それよりもSpO2測定やアプリの完成度など、悪い点が目立ちます。

その目玉のAMOLEDディスプレイもHUAWEI Band 6だったり、Mi Band 6などは近い価格帯で更にヘルスケアも充実しているのでこちらをおススメします。

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